長い間使われていなかった事務所と倉庫と冷蔵倉庫を、自転車と美容の2つの機能を持ったみんなが集まるひとつの公園TAS PARKとして再生した。
入り口も機能もばらばらだった建物と建物の間に生まれる路地空間を、みんなが最初に集まるコミュニティパークとして再生します。コミュニティパークを中心に、3つの建物と外と内のスペースを緩やかにつなぎ、みんながここに集まり、そこからいろいろなスペースへ広がっていく。
ローコストを実現するため、なるべく既存の外装・内装を維持・再利用しながら取り残された建築に新たな可能性を見いだし、価値を与え再生する。これは、建築のディテールではなく、行為・コミュニティのデザインである。
若い2人のクライアントが起業する中で、都市の中で朽ちていく建物を再生することにより新しいコミュニティスペースを創出したいという想いから。 TAS PARKの「TAS」は「足す=プラス」の意味。ショップに集まる人や自転車など、日常生活の全てにプラスに働く場所にしたい。
延床面積:150㎡
規模・構造:リノベーション・鉄骨増・平屋建て